企友会(バンクーバー日系ビジネス協会)カナダビジネスコラム&イベント報告

コラム & イベント報告(会報)
カナダ(バンクーバー)のビジネスに関するコラムや
企友会主催イベントの開催報告を掲載しています。

2015年12月01日

2015年11月 BC Multicultural Awards Nomination のご報告

企友会は、2015年 BC州Multicultural Awadsにノミネートされ、先日開催されました授賞式に出席してまいりました。

残念ながら企友会は表彰されませんでしたが、とても貴重な経験となりました。企友会がスタート当初より深く関わる桜デイズジャパンフェアも、同じくノミネートをされていましたが、受賞は逃しました。改めてBC、特にバンクーバーはmuluticulturalな街であることを実感しました。

企友会会長 松原昌輝

BC Multicultural Awardsとは
A recognition of commitment and contributions to promote multiculturalism and diversity in BC.

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2009年01月30日

2008年11月27日(木)開催 第二回ザ・座談会「移民」のレポート

イベント開催の案内文はこちら >>

2008 第二回ザ・座談会 テーマは移民









座談会にパネラーとして出席された主な関係者は、

・ブライアン・エドワード・忠義・辻弁護士(www.immigratingtocanada.com
・ABICコンサルティング(www.ABICanada.com)のCarolyn Yu氏及び後藤 由紀子氏
・人材カナダ(www.jinzaicanada.com)の長 勝博氏

であり、各々の発言・発表の後で会場との質疑応答も行われました。約60名が出席。

1.カナダにおける外国人就労者のためのビザ・オプションについて
カナダの雇用者よりジョブ・オファーを受けた外国人熟練労働者が、就労ビザを申請する場合、いくつかの選択肢がある。

(1)第一の選択肢は、雇用者がカナダ人材社会開発省(Human Resources and Social Development Canada、以下HRSDC)/サービス・カナダ(Service Canada、以下SC)に対してその外国人のLabour Market Opinion(以下LMO)の認証を受ける方法。この認証を得るためには、以下の条件をクリアする必要がある。

(イ)カナダの雇用者からその外国人にジョブ・オファーがなされていること。

(ロ)その職務に就きうるカナダ人がいないこと。もし、カナダ人からのアプライがなされた場合はなぜそのカナダ人ではいけないかを説明する必要がある。

(ハ)連邦政府のインターネット・ジョブバンク、地域のインターネット・ジョブバンク、その職務を遂行する上で必要な言語によるローカル新聞で職務内容に関する十分な広告がなされていること。

以上の条件を満たす場合には、HRSDC/SCは雇用者の申請をもとに、その人の職場での地位、賃金、能力・労働条件、カナダへの経済的貢献等も勘案して審査を行い、適切な人材とみなされればLMOを発給する。LMOの交付を受けた後、その外国人は、カナダ市民権・移民省(Citizenship and Immigration Canada、以下CIC)に就労ビザを申請する。

(2)第二の選択肢は、LMO発給プロセスを回避し、直接CICに就労ビザを申請できるものであり、以下の4つのケースに該当する場合である。

(イ)Intra-Corporate Transfer work visa
 カナダ支社及び関連姉妹会社を有する日本企業の幹部ビジネスマンにとって利用可能な方法。

(ロ)IT/Technology worker work visa
 一定以上の高度な情報技術に習熟している外国人を対象とする方法。

(ハ)NAFTA and / or GATTS work visa
 NAFTA(北米自由貿易圏)のメンバーである米国及びメキシコ国籍の熟練労働者及び幹部クラス関係者、乃至はGATT(関税と貿易に関する一般協定)締約国国民を対象とする方法。但し、このビザによる滞在期間は3〜6ヶ月と短い。

(ニ)Post Grad work visa
カナダの総合大学乃至は単科大学にて8ヶ月以上のプログラムを修了した人が、修了後 90日以内に申請可能なビザ。

(3)第三の選択肢
以下のケースは、CICでビザ乃至は永住権を取得する前にHRSDC/SCの承認が必要となるプログラムであるが、特に(ロ)と(ハ)についてはプロセスの迅速化が図られるという利点あり。

(イ)Low Skill work visa
 非熟練労働者対象のビザ。その仕事は広告される必要があるほか、雇用主はHRSDC/SC及びCICより一定の認証を受けている必要がある。

(ロ)BC PNP・ELSS(本プログラムは就労ビザとは異なるものであり、Low Skill、E-LMOからの永住権取得のためのプログラム)
 新しいプログラムであり、下記で別途説明。

(ハ)Expedited Labour Market Opinion(ELMO) work visa
 新しいプログラムであり、下記で別途説明。

2.Expedited Labour Market Opinion(ELMO) work visa
(1)主な特徴
 (イ)ELMOは、アルバータ州及びBC州にて一定の職種に従事する外国人労働者の就労ビザ申請プロセスを迅速化するためのプログラム。2007年9月より実施されるパイロット・プログラム(詳細説明は、www.hrsdc.gc.ca/en/workplaceskills/foreign_workers/elmopp/elmoppone.shtml 参照)。

(ロ)HRSDC/SCにおける審査期間は書類を申請してから5日営業日内に審査。(雇用主の申請資格審査の期間を入れると約2〜4週間かかる。)

(ハ)雇用主の業種と募集する職種に必然性があるかが審査の対象となる。

(ニ)対象となる職種は次のとおり。
現在発表されている職種は以下のとおり。(現時点で33職種)
www.hrsdc.gc.ca/en/workplaceskills/foreign_workers/elmopp/occlistabc.shtml

(1) 歯科技工士、(2) 有資格看護士、(3) 熟練クレーン技師、(4) ホテル等宿泊施設従業員、(5) 観光ガイド、(6) 食料品店従業員、(7) 薬剤師、(8) スキー/スノーボード・インストラクター、(9) 熟練大工、(10) ホテル・フロント従業員、(11) 小売販売員、(12) レストラン・サーバー、等

(2)申請の流れ
(イ)雇用主の申請資格審査(詳細申請説明は、www.hrsdc.gc.ca/en/workplaceskills/foreign_workers/elmo/emp5414-e.pdf PDF参照)
ELMOの申請前に、雇用主は、雇用先の存在、雇用職種(33種類のうちのどのポジションか)、雇用歴(最低1年ビジネスを継続し、最低1名の従業員を雇用していること、具体的にはPDA7:Statement of Account for Current Source Deductions 12ヶ月分を提出)をHRSDC/SCに申告し、ELMO Confirmation(Access Code)を取得する必要がある。申請後、この登録番号が送られてくるまで約1〜2週間。

(ロ)雇用主によるLMO申請(詳細申請説明は、www.hrsdc.gc.ca/en/workplaceskills/foreign_workers/elmo/emp5415-e.pdf PDF参照)

(a)ELMOアクセスコード取得後、雇用主は、カナダ人・永住者の中に適材が現れるか否かを確認するため、Federal Internet Job Bank(www.jobbank.gc.ca)にて最低7日間求人を出す必要がある。

(b)広告期間満了後、ELMO申請書を作成(申請書にELMO Confirmation(Access Code)を明記し、必要事項を記入)。
また、外国人労働者との間で以下の条項に関する契約を交わし、その契約書を申請書に添付して、HRSDC/SCに申請する。

(1) 賃金
(2) 職務内容
(3) カナダの健康保険を得られるまでの医療保障
(4) 労災補償等の加入
(5) 海外から当該労働者を呼び寄せる場合、雇用主がカナダまでの交通費及び契約満了後同人がカナダから母国へ帰国するための交通費の負担
(6) 就労契約が12ヶ月以上の場合は、就労開始12ヶ月後に賃金水準の再検討を行うことについての同意

(c)上記申請後、3〜5営業日でHRSDC/SCより審査結果が通知される。

(d)雇用者によるLMO取得後、当該外国人労働者は、CICにビザ申請を行う。(Visitor資格滞在者は米加国境のカナダ入国事務所等カナダ国外で、その他のビザ所有者は有効期限内にカナダ国内のCIC Vegrevilleオフィスに申請。連絡先は、www.cic.gc.ca/english/information/offices/canada/vegreville.asp 参照)

3.BCPNP(BC Provincial Nominee Program)の一環であるELSS(Entry-Level and Semi-Skilled Pilot Project)

(1)主な特徴
(イ)BCPNP(www.aved.gov.bc.ca/provincialnominee/welcome.htm 参照)とは、従来BC州への居住を希望する外国人の有資格熟練労働者及び企業家を対象に移住プロセスを迅速化し、それら関係者が早期に永住権を取得できるよう支援するプログラム。

しかしながら、2008年2月から2010年2月までのパイロット・プログラムとして開始されたELSS(www.aved.gov.bc.ca/provincialnominee/strategicoccupations/entrylevel.htm 参照)は、ホテル業等、対象職種に従事している外国人労働者で有効な就労ビザを有し、BC州内で9ヶ月以上働いている人であれば、必ずしも高度な熟練労働者ではない場合でも、その永住権取得を支援するもの。

(ロ)対象となる職種は次のとおり。

(1) ホテルフロントクラーク、(2) ツアー及び旅行ガイド、(3) アウトドアスポーツ及びレクリエーションのガイド、(4) カジノ従事者、(5) ホテル支配人及びホスト/ホステス、(6) バーテンダー、(7) 飲食サーバー、(8) フードカウンター従事者及びキッチン・ヘルパー等、(9) 軽清掃人及び専門清掃人、(10) ビル管理人、(11) ドア・キーパー及びホテル・ゲスト・サービス従事者、(12) ホテル・リゾート内での洗濯、ドライクリーニング、アイロン等の業務従事者、(13) ホテル案内係及びサウナルーム従事者

詳細はこちら。
www.aved.gov.bc.ca/provincialnominee/strategicoccupations/entrylevel.htm

その他、ホテル業従事者でなくとも、食品加工従事者や長距離トラックドライバーについても申請資格を有する場合がある。

(ハ)移民申請者と雇用者は、まずBC州政府機関(Ministry of Advanced Education and Labour Market Development)にノミネート(推薦)を申請。BC州は、独自に定めた選考基準をもとに州の経済発展に貢献できる者を選考し、証明書を発行する。州政府の推薦を受けた申請者は、州政府発行の証明書を添えてCICに永住権の申請を提出し、最終的な審査(主に、犯罪歴、健康状態等のみ)が行われる。

(ニ)BCPNPは申請者にとって、連邦政府のプログラムに該当しない場合や、ポイントが満たない場合でも永住権取得の可能性があり、また申請に要する期間が連邦政府のプログラムと比較して短期間(BC州においては、平均8−10ヵ月)であるといった利点がある。

(2)申請の条件(申請書式は、www.aved.gov.bc.ca/provincialnominee/strategicoccupations/forms.htm 参照)

(イ)申請者(Nominee)の条件
(a)現在までの雇用条件:申請直前の9ヶ月間またはそれ以上、同じ雇用主の下、同じ職種にフルタイムで合法的に勤務し、申請時も勤務し続けていること。

−所持するビザについては、就労ビザ、ワーキングホリデー、ポストグラデュエートのいずれでも良い。

−過去9ヶ月間は、その職種のBC州平均賃金またはそれ以上を得ていること。

(b)学歴:高校卒業程度、またはそれ以上。

(c)英語力:ベーシックな英語力を要する。英語力を必要とする職種に就いている人は英語試験を必要としないが、英語力を必要としない職種に就いている人は、TOEFL、IELTS、LPIのいずれかの英語試験を通じ一定の英語力を証明する必要がある。LMOの提出ができない場合も英語試験を受験する必要がある。

(ロ)雇用主(Sponsoring employer)の条件
(a)その企業はBC州に設立・法人登記されており、経営の実態も同州内にあること。

(b)企業設立から2年以上経過しており、少なくとも5名のフルタイム従業員を雇っていること。

(c)その企業は財政基盤が安定しており、雇用、移民、衛生管理及び安全上の法規に適った職場・ビジネス慣行を保持していること。

(d)雇用主は移民申請者に、フルタイム従業員としてのポジション及び移住後の就労を保証すること。

−オファーする職種は、それまでに従事させていた職種またはその上のポジションであること。
−その職種のBC州平均賃金またはそれ以上の賃金を保証すること。

4.現在BC州では、上記プログラムのうち、特にELMOと、BCPNP・・ELSS(移民申請)を組み合わせることにより、早期の就労ビザ取得及び永住権取得が可能となる。

また、これらプログラムの利用に当たっては、申請者とその雇用主の間の信頼・協力関係の構築が不可欠であるほか、専門家である移民弁護士や移民コンサルタント、人材紹介企業等からのアドバイスを十分に活用することが重要である。

作成協力: 中江 新氏(在バンクーバー日本国総領事館)
posted by k-column at 16:45| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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