日本に木材を輸出する仕事をして今年で18年になりますが、日本の輸入業者が毎年決まった時期に、’木材を買わない言い訳’を繰り返すのには、いい加減、閉口しています。
正月は、挨拶廻りとやらで15日までは仕事にならず、3月は多くの企業が決算を目前にして、モノの購入を控える。4月の終わりから5月の頭はゴールデンウィークのため仕事にならず。6月は梅雨なので家は建たず。8月はお盆や担当者の休暇で仕事が進まない。9月は夏休み明けなので毎年力が入るのですが、今年はシルバーウィークとやらが阻む。10月になると、そろそろ東北・北海道は購入を控えます。で、そのまま12月を迎えるともう次の年まで待とうか、と。
その他にも、今回のように大きな国政選挙があれば、商売は小休止。ときには自然災害や外国からの要人の訪日、祭りや田植えまでが、木材を買わないEXCUSEになってしまいます。
テレックスやファックスが主な通信手段であった頃は、「まぁ、そういう事情なら仕方がないか」と感じていたものですが、インターネットや電話が格安な交信手段である今日、そのどれもが茶番に思えるわけです。
寂しいことですが、こうやって常にEXCUSEを準備しつつ自分たちの都合で商売をし、周囲が購入するときにだけ鼻息が荒くなるような輸入業者は、その規模をどんどん縮小し、やがて消え行く運命にあります。日本の木材業界は、常に勉強をして需要に的確に応える業者だけが生き残り、自分たちの都合で商売をしてきた輸入業者は廃業に追い込まれています。耳を傾けるべきは客先の需要です。
結局、国民の声に耳を傾けなかった自民党の大敗の原因は、こういうことなのかも知れませんね。
企友会理事 和田 健治

