企友会(バンクーバー日系ビジネス協会)イベント情報

カナダ ビジネスコラム
企友会会員による、カナダ(バンクーバー)ビジネスのトレンドや
各種業界情報等を、コラム形式で掲載しています。

2009年06月13日

企友会会報 Breeze 2009年6月号から

俗に「タダほど高いものは無い」と言われますが、インターネットの世界はこの「タダのもの」であふれています。

ネットサーフィン(すでに死語?)に欠かせないブラウザも、十数年前は $50 程度の料金を支払ってソフトウェアを購入しなければなりませんでした。私もNetscape Navigator を5千円程度の料金で購入したのを覚えております。

有料のブラウザを無料にしたのがMicrosoft で、Windows パソコンにInternet Explorer を含めて配布しました。Eメールソフトも同様に、無料のOutlook Express がパソコンに付いて来るようになり、ほとんどの人はお金を出してEメールソフトを買わなくなりました。

そして現在では、Hotmail、Yahoo!mail、Gmailと、オンラインベースのEメールは誰でも知っているほど多くの人々に利用され、Googleドキュメントに代表されるオンラインベースのオフィスツールは、本家Microsoft のワードやエクセルに迫る機能と利便性を無料で提供し、こちらも認知度が年々高まっています。

オンラインサービスでしのぎを削るMicrosoft とGoogle ですが、5月末にそろって、両社が今後進むべき方向を暗示しているようなプロジェクトを発表しました。

Microsoft は「Bing」(ビング)という名前の検索エンジン(www.bing.com)を発表し、これまでと同様の検索に加え、商品を検索する場合、検索結果を商品の値段別や評価の高い順などに並び替えられたり、そのリンク先で商品を購入出来るなど、検索結果の利便性を追求しています。

商品に限らず病気(例:headache)などを調べると、薬を表示したり、「症状」、「原因」などの検索した病気に関連した検索結果もボタンクリックで簡単に表示してくれます。(これらの機能はまだ、日本語での検索に対応していません。)

Microsoft はこれを「意思決定を助ける検索エンジン(Decision Engine)」と位置付けており、検索に利用されるサイトのシェアで、Google に大きく出遅れているMicrosoft が示した、同社の戦略ツールの一つであり、今後宣伝費用に8,000万ドルから1億ドルをつぎ込む計画だそうです。

一方Google はGoogle Wave(http://wave.google.com)という、瞬時にメールやドキュメント、写真などを共有編集が出来るサービスを発表しました。

文章で書くと非常に分かりにくいですが、Eメールやチャット、写真共有、議事録などの文書作成機能を統合し、より早く正確にインターネット上でコミュニケーションをとるためのツールと言ったところでしょうか。

こう書いても分かりにくいのは当然で、まだまだソフトウェア開発者に向けての発表であり、公開した基本機能を、いかに使いやすく既存サービスに組み込むかが今後の展開を左右する段階だからです。(上記ページにGoogle によるデモ動画がありますので、興味のある方はご覧下さい。1時間20分ありますが…。)

これらの発表を見ていると、今後もどんどん「タダのもの」が出てきそうですが、我々に取ってはそれらをいかに自社ビジネスで使って行くのか、また果たして使えるのかが分からない限り、どうしようもありません。

企友会理事会では昨年より、それらの「タダのもの」特にGoogle ドキュメントやGmail を積極的に利用し、文書の共有管理を行っています。

全てを使いこなしているわけではありませんが、これらのサービスは「スモールビジネスの救世主」とは言い過ぎかも知れませんが、コスト削減やビジネスの迅速化にかなり役に立つのではないかと感じています。

今後、理事会がどのように「タダのもの」を利用しているのか、少しずつですがお知らせしていく予定です。
企友会理事 馬場 康至
posted by k-column at 17:36| 企友会会報から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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