企友会(バンクーバー日系ビジネス協会)カナダ ビジネス コラム

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■■■ 2006年09月 ■■■

Updated 2006年09月07日

不動産マーケット

企友会の新企画の専門家コラムに第一号として不動産マーケットの呟きを書かせてもらうことになりました。 あくまでも呟きなので読む方も「かるーい気持ち」で読み流してみてください。

さて、この不動産専門家コラムは他に数名の著名なリアルターの方も今後コメントされると思いますが、皆さんとコンフリクトがおきない程度の辛口コメントをだしましょう。

誰がなんと言っても「この不動産マーケット、どこに行く」というのが質問でしょう。 いや、他にも書きたいこともありますが、これを書かずしてあいつは卑怯な奴と思われてはいけないですから今日は忠実にも皆さんの期待に沿うような呟きを一つ。

この1−2ヶ月で不動産マーケットの世論のトーンはやや変わってきたようです。 でも、正直、ようやくという感じです。 先行き、強気筋が買いを手控える動きになっています。  この不動産ブームは既に4年になりますが、もともとを穿り返すと株式市場でITブームが終わり、それら、投資家のお金が行き場に困り不動産に向かったという歴史をほとんどの人がすっかり忘れていると思います。  それに加えて、金利が歴史的低水準にあったことも後押ししました。 その実需よりもひょっとして大きいと思われる投資資金は金利が上がりつつある今、これからどこへ向かうのでしょう。 常識的に見ると金融市場に戻ると考えるのが正解です。 投資家からみるとコンドミニアムをモーゲージを組んで買っても、モーゲージは上がり、賃料収入は頭打ち、そこから計算する投資利回りは必ずしも高くないのですがキャピタルゲイン期待もあり、売却を我慢していた節があります。 市場金利が上がってくると金融市場のほうが魅力的になってくると同時にリスクテイクしなくてよいぶん、不動産市場に流れ込む資金は増えないというのが私の読みです。

今日のポイントは実需と投資です。 実需は本当に家が必要な人、投資は賃貸収入や値上がり期待で買う人です。 投資目的の資金はエリアによりかなり高いと見られています。 ダウンタウンは30−50%あるとみてよいでしょう。 この人たちの資金動向により、市場は動きます。  日本ではあまりいませんが、巨額の富を持った個人はバンクーバーにはたくさんいます。 そういう人たちは金融市場の動きに敏感で大きな資金が右へ左へ移動します。 

結論からすると今後しばらくは不動産市場は足踏みすると見ています。 (下がることもないでしょうけど。) エリアと物件により上がるものもありますが、期待通りにならないものも出てくるでしょう。 新発物の住宅はSFあたりの単価で見て近隣の比較的新しい物件と比べ、極端に高くないものを買うべきです。   金利上昇は昨年9月から1年が経ち、駆け込み需要も収まる頃です。 今後、半年から一年の動きは要注意です。 これから買う人はじっくり待って探す方が有利かと思います。 

個人的なねらい目としてはノースショア。 このエリアは土地限界があります。 まだ、上がる余地はあるでしょう。 その他一般住宅地でしたら、インフラが整備されるエリアが良いでしょう。 橋、トンネル、鉄道が通ることで飛躍的に良くなる場所はプラスサイドに考えるべきだと思います。 

 岡本裕明 ベイショアガーデン社 社長

k_column at 14:55|この記事のURLTrackBack(0)
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