企友会(バンクーバー日系ビジネス協会)カナダビジネスコラム&イベント報告

コラム & イベント報告(会報)
カナダ(バンクーバー)のビジネスに関するコラムや
企友会主催イベントの開催報告を掲載しています。

2017年01月01日

カナダとアメリカとの為替が生んだビジネスの利益

この2016年、気がついたら10回近く出張でアメリカに行っています。日本にもトロントにも、あとロンドンも。「よくどこかに飛んでるよね」なんて言われますし、もっともっと行っている人もいるなかで、私の事例を少しご紹介したいと思います。

為替が生んだビジネス。1カナダドルが 1.3にも1.4にもなった2016年、またアメリカは売り手市場なので能力以上の時給を出さないとそれなりの人が来ないような時も多々あります。例えばアメリカ人3人で6ヶ月かかる仕事があったとして1ヶ月ひとりあたりの採用・維持コストを6,000USドルとします。3人で18,000USドル、そして6ヶ月で108,000USドルになります。これに採用にかかる手間やオフィスやデスクの場所、その他付随する企業保険や経費を20%だと考えたら 130,000USドルにもなります。これをカナダドルにすると 1.3だとして 169,000カナダドル。

それをこちらで同じかそれ以上の品質で、ひとりあたり5,000カナダドルの維持コストをもって行えば4人雇って20,000カナダドル、同じ作業量だとすると4.5ヶ月でその仕事が片付ければ、90,000カナダドル、20%の経費を考えて 108,000カナダドルのコストだとします。そうすると最初のコストから10%の削減をして 117,000USドルの予算にしたとしてもカナダドルで 150,000ドル、プラス採用や解雇、労働法などのリスクの心配もなく、日本人が責任を持った仕事をするし、契約ですから先方にとってもリスクは少ない。しかも納期は早まる。

単純計算の例ですが同じ作業内容や効率でカナダでも40,000ドル近い利益を出すことができますし、まさにお互いにとってメリットの出る関係です。もっともそれまでに信頼関係やそこまでの営業、こちらでそれなりの人を採用したりプロジェクトマネジメントに長けていたり、ということが必要になりますし、これ以外に経費はかかりますが。

アメリカはカナダの10倍経済と言われており、様々なビジネスチャンスに出会いました。他にも色々なビジネスがありますが、こういうアイデアもひとつのビジネスになりますよね。またアメリカだけでなく日本やアジア、ヨーロッパともそういう関係が作れます。来年からのトランプ政権やカナダとの関係がどうなっていくか注目はしていますが、状況に応じてビジネスを柔軟に変化させていきたいと思っています。

企友会理事 長 勝博

posted by k-column at 01:39| 理事の挨拶文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月18日開催 日系ビジネスアワード&クリスマスパーティー のご報告

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2016年も残すところあと半月となった1218日日曜日の夜、14回目となる日系ビジネスアワード・クリスマスパーティが開かれました。

バンクーバーには久しぶりの雪の多い12月、その夜も大雪となる中でしたが、コミュニティから沢山のお顔がそろったパーティとなりました!

まずは今年のアワード受賞者の皆様。

特別賞に、旭日双章を受章された日系プレース基金理事長・British Columbia日加協会理事 ロバート・タダシ・バンノさまとJohn C. Polanyi Award 受賞・Fellow of the American Physics Societyに選ばれたTRIUMF研究所 藤原真琴さま、

新人賞に、チョコレートへの熱い思いがリッチモンドからノースバンクーバーそして各地で開催されるファーマーズマーケットから大手オーガニックフードチェーンであるホールフードへも販路が飛躍し活躍されているCoconama Chocolate千綿孝智さま・浜本香代子夫妻、

功労賞には、長きにわたって日本語英語の分け隔てなく日系コミュニティーが一つとなりお祝いできる新年会(2017年で20回目となる)の運営と日系コミュニティーに貢献されているバンクーバー日系コミュニティ合同新年会実行委員会代表 エリック束川さま、

そして大賞は、これまでのご活躍とご成功、そしてコミュニティへの貢献に対し選ばれた Tojo’s Restaurantの東條英員さまが受賞されました。

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バンクーバーの幅広い分野でこんなにも素晴らしい活躍をされている日本人がいらっしゃることそしてその活躍や功績は、日本を離れて頑張っている人たちにとって、その人個人を超えて日本人としてとても誇らしく感じることができるので、そういった意味でもこのアワードの受賞式は格別です。

そしてパーティの方ですが、Sheraton Wall Centre の美味しいお食事を楽しみながら、そのお食事の合間には今年もあのApple Choirの皆さんがクリスマスソングを届けてくださいました。テーブルごとに生歌を聴きながらクリスマスムードいっぱいでした。

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その後はドアプライズと50/50のお楽しみがつづき、パーティの終わりには今年も沢山の企業と個人からご提供いただきましたギフトの数々を参加者の皆さまに一つ一つ手渡しながらお見送りさせていただきました。

パーティが終わり帰る頃には、雪も止み、皆さまホリデーの楽しい気分の中お帰りになられたことを願います。

今年も企友会クリスマスパーティへご参加いただきましてありがとうございました!

追伸:ちなみにわたしはオーガニック食材のTama Organicさんのギフト券をいただきました!主婦にはとっても嬉しいクリスマスプレゼントを頂きありがとうございます。

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企友会理事 美香スミス


posted by k-column at 01:28| イベント開催報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月12日

カナダ国内で感じる異文化

カナダのイメージは人によって異なります。

バンクーバー、ナイアガラの滝、治安が良い、ホッケー、冬、日本から見るカナダのイメージは様々。なんとなくアメリカではないけど、結局北米だからあんまり変わらない、なんて思う方も多いかと思われます。でも実際はアメリカはもちろんの事、カナダ国内でも全然違います。カナダの国土は日本の26.4倍、国内だけでも西岸部から東岸部で4時間30分の時差があります。しかし人口は日本の4分の1ほど。

僕はカナダ中部にあるManitobaWinnipeg、西部にあるBritish ColombiaVancouverという2つの街に住んだ事があります。カナダ中部は平地・・・本当に山もなにもなく、とにかく平面です。現在地不明なんて当たり前、今はGPSなどで行き先が分かりますが、昔はどうやってたんだろうといつも思います。どこまでいっても平地なので、風が強い都市として有名でもあります。冬の気温も-30度・・・体感温度はー50度・・・そんな日々もあります。街の中心部に流れている川も、もちろん凍るので川をスケートリンクにしてみなさん元気に滑っています。川の上でスケートするウィニペグ人。移動手段が“歩く”ではなくて“滑る”ですね。Winnipegは観光地ではないので住んでる人はカナダに移民して、永住される方がほとんど。そういった意味で英語にシビアです。

かたやVancouver、山と海に囲まれた非常にキレイな街。世界で住みやすい都市No1に何度も選ばれるだけありますね。夏は過ごしやすく避暑地みたいな気候、冬は雨の日は多いですが気温も低くなく冬季オリンピックが開催された程、自然に恵まれている街なのでウィンタースポーツも盛んです。Vancouverは過ごしやすい冬を迎える事ができる街です。観光地としても有名ですので、沢山の人達の出入りがあり、英語を習得することの大変さを知っている人が多い街だと思います。

たった2つの街だけでもこれだけの違いがあるカナダ。カナダに来る方、どの街に行っても、その街の色があると思います。ただその街だけがカナダじゃありませんよ。せっかくの機会なので、色々な街に住んでみて、カナダ国内の異文化を体験しても面白いかもしれませんね。

企友会理事 堀川忠生

posted by k-column at 14:56| 理事の挨拶文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月5日開催 企友会・建友会・桜楓会共催 ボーリング大会 のご報告

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今年で8回目となるボーリング大会、昨年の建友会との共催に続き、今年からは桜楓会との三会共催となり、その結果近年では最多となる25名もの参加者に恵まれました。

参加者の方は、各会のイベントの中でも肩の力を抜いて楽しめるイベントとして、非常に楽しみにしてくれている方も多く、今年はさらに、最年少と最年長の参加者の年齢差が60歳となるなど、言葉通り老若男女がわいわいと同じアクティビティができるイベントということで、非常に意義のある交流会となりました。

参加者が増えたことで、さらににぎやかになったのもそうですが、特に桜楓会から参加いただいたことで、話題の幅も大きく広がり、企友会メンバーとしては知る由もない数十年前のバンクーバーや日本の驚くような話も聞くことができ、非常に楽しく興味深い時間を過ごすことができました。

企友会のイベントには講演会などの勉強会や、ネットワーキングなどの親睦会等があります。しかしながら、企友会についてよく知らない、急にいろいろな人と話をするのは緊張すると思って、なかなか参加できない引っ込み思案な方もいらっしゃるかもしれません。ボーリング大会はボーリングを通して自然に話をすることができるイベントですので、そんな方は是非ご参加いただければ、勉強会やそのほかの懇親会にも参加しやすくなること間違いありません。

来年は、さらに多くの方にご参加いただき、一層良い交流イベントになればと思っておりますので是非ご参加ください。

企友会理事 小澤 佑喜


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posted by k-column at 14:40| イベント開催報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

小考 - 「発展」と「豊かさ」


約25年前、中国奥地のシルクロードを旅した際、カシュガルという街に立ち寄ったことがあった。街の中心部であるロータリーにはロバに引かせた馬車が停まり、少し離れると道端で人々が干しぶどうを作るためにゴザのようなものに天日干しをさせていた。ところが現在のカシュガルは高層ビルが立ち並び、中国を代表する経済発展の象徴のような大都市である。

今年10月、カンボジアのアンコールワット観光に行ってきた。アンコールワットも25年前、バックパック旅行の候補ではあったがすでにかなり観光地化されており、諦めて別のところを旅行したのだが、どうしてもアンコールワットは観ておきたく今回の旅行になった。宿泊の街、シェムリアップは外国資本が入りかなり発展し、我々欧米諸国で手に入る最新のテクノロジー製品が普通に売られている。しかしながら車で15分も走ると電気の通っていないのどかな農村になり、重要な働き手である牛が前庭に繋がれ、高床式の8畳ほどの1間に3世代が暮らす家が立ち並ぶ。

さらに三重県にある実家に戻ってくると駅前の商店街はほとんど全てシャッターがおりている。近郊型のショッピングモールに客を奪われて久しい。

学生の時大塚久雄氏の経済史学を少しだけかじった。いわゆる「開発途上国」は段階的な発展を、プランテーションのような大規模農業ではなく、イギリスの小規模農業を奨励せよ、というはなしであった気がする。だから「開発途上国」、「先進国」に追いつくために、段階的な発展を目指せば良いと。

だがカンボジアで見た風景のように、世界の多くの地域は欧米諸国の発展から取り残されている。これらの地域で盛んな小規模農業はいつまでたっても生産者に発展の恩恵をもたらさない。経済格差は縮まらず、「周辺」はいつまでたっても「周辺」のようだ。それが程度の差はあれ、カンボジア等の「開発途上国」や、日本を含む「先進国」でもおこっている。資源は金を産む方向に流れ、流れに乗り遅れた地域は後に残される。

最近あるコラムを読んだ。日本人はコンクリートの塊に住んで、鉄の塊に乗って会社に行く。その生活に疲れたら海外旅行に行ってそして言う、「やっぱり海外はいいなあ」と。その反面、カンボジアの人たちは家族で家事を分担し、いつも自然の中で暮らし、常に家族との時間を共有している。「発展」と「豊かさ」のバランスの問題であると。

「発展」という言葉も「豊かさ」という言葉も 胡散臭い。でも日本から少し離れて、この曖昧な2つの言葉の間で生活出来るバンクーバーに感謝したい。

企友会理事 真野展成



posted by k-column at 10:34| 理事の挨拶文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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